●JOKER
腕の立つ助っ人を求めて ワイルドの2丁拳銃が荒野に咆える! 『大いなる厄』の復活まで、あと3日・・・。 |
アメリカ開拓時代の西部を舞台とするこのゲームは「JOKER」シリーズの前編にあたる作品で、
この作品の4ヶ月後に発売された「JOKER2」と合わせてプレーすることで初めてストーリーが完結します。
村の未来を知るべく毎年行われる『白い魔術』の儀式。しかしなぜか今回だけは村の未来が見えなかった・・・。
それは20年前に封印したはずの『大いなる厄』=<JOKER>の復活の時が迫っていることを示していたのだ。
アドベンチャーゲームのコンセプトとしては珍しい、「酒」と「女」と「銃」が男の証しだった時代。
よく練り込まれたシナリオと美麗なグラフィックが作品全体に独特の雰囲気を与えています。
<主な登場人物>
ワイルド=ブリード。主人公で早撃ちが得意。インディアンの血を引いているため術を使えるが、威力はさほどでもない。
一応ヒロインのラウラ。白い魔術の巫女(すなわち処女)で、ワイルドの幼なじみ。必殺技は『ラウラぱーんち!』。
賞金稼ぎのブランカ。事実上のヒロイン。ワイルドの銃の腕に惚れ込み、仕事の相棒に誘う。その正体は・・・。
ダズ族の酋長、通称『マッド・ブル』。『大いなる厄』の復活を察知し、助っ人を探すべくワイルドを街へ送り出す。
スペードクイーン。ワイルドの全てを知っている謎の美女。様々な助言を与えてくれる。右側は部下のリディア。
娼館「フィーメル」美人3姉妹の長女ジーン。20歳。ワイルドにシェリーを娼館から連れ出すよう持ちかける。
同じく次女のエレナ、18歳。ワガママな性格で人気があるが、なぜかJOKER2では出てこない。
同じく三女のシェリー、16歳。死んだ両親の借金のカタに売られてきた。ジーンのもとで娼婦の修行中。
24時間営業の雑貨屋で怪しげな商品を売っているレベッカ。管理人のオススメキャラだが、有料らしい。
おまけ。酒場「ベレッタ」の常連客のヴィヴィアン。顔しか出ないしセリフも少ないのだが、なんかいい。
<戦闘はもちろん早撃ち!>
開拓時代の西部という時代背景を反映して、戦闘は銃の早撃ちで決着がつけられる。
戦う相手は賞金首やならず者、そして人外の者など様々だが、 アドベンチャーゲームだけあって地味なコマンド選択方式で行われる。
しかしプレーした限りでは陰険な罠は無かった(つまり早撃ちで負けることはない)ので、
誰でもエンディングを見ることができる親切なゲームだと言えるだろう。
<この場面!>
@実は強いぞ神父さん
作品中でもっとも異様な雰囲気を持つ脇役、神父さん。
「柔道と空手、合わせて10000段を持つ」などの果てしなくウソくさい逸話がゴロゴロ出てくる人物だが、
数々の言動を見るに、スペードクイーンと互角、あるいはそれ以上の実力を持ちかねない男であることが伺える。
神父さんの有り難い言葉は一見の価値アリ。
Aブチ切れブランカ
おっと、ネタバレの1ミクロン手前だ。
このセリフから、ブランカはいいとこのお嬢さんで 非常に高いプライドを持つことがわかりますね。
これで一人称「わらわ」だったらもっと良かったのですが。
う〜ん、カッコいい。ホレました。