■MSXエミュレーター

MSXが生産終了になってから、かなりの年月が経ちました。
そろそろ実機のほうも調子が悪くなってくる頃じゃないでしょうか。
「FDベルトが死んじゃった。」
「端子の接触が悪くてしょうがない。」
「突然煙を吹き出した!」
しかし、たとえ実機が壊れたとしても僕等にはエミュレーターがあります。
まだまだ完璧とは言えませんが、かなりのところまで開発は進んでいます。
ゲームによってはエミュレーターを選ぶので、使い分けするといいでしょう。

エミュレーター GUI 速度 PSG音源 FM音源 PCM クイックセーブ ジョイスティック 備考
RuMSX × 2ポート対応 現存エミュで唯一ターボRが動く。
paraMSX × × 非常に多機能。
fMSX(DOS) × × × 1ポートのみ マルチディスク対応。
BrMSX 1ポートのみ 声が出る。(要SoundBlaster)
MSXSO ×   FM音源をMIDIでエミュレート。国産。
fMSX(WIN) × × × 音がショボ過ぎ。

●RuMSX v0.21 → 公式サイト & 日本語サポートサイト (MSX, MSX2, MSX2+, MSXturboR)

現存するエミュレーターの中で、ターボRまでエミュレートしているのはこれだけです!
しかも、とっても使いやすいGUI搭載によりコマンドラインが不要なのは便利。
現段階では標準エミュのRuMSXですが、paraMSXの登場でその地位も危ういものになってきました。
もし徹底した差別化を図るならば、
・FM音源を含む音質の向上
・軽い動作環境の実現
・インタレースでのスプライト表示
・1キーによるスクリーンショット
などなどクリアすべき問題は山積みですが、僕はRuMSXを応援しますよ。


●paraMSX v0.19 → 公式サイト (MSX, MSX2, MSX2+)

最近登場したエミュレーターであるにも関わらず、
安定した動作やPSG・FM音源のトラック別ソロプレー機能で愛用者が続出している、
まさに新進気鋭のエミュレーターです。
FM音源は「大航海時代」で試しましたが、悪く無かったですよ。十分使えるレベル。
推奨操作環境がPII266になっていますが、フレームスキップ機能を使えばMMX233でもそれなりにサクサク動きます。
起動は付属のランチャーからですが、このランチャーが使いやすい&わかりやすいです。
ただし、ジョイスティックに対応していないのでシューティングとかはツライですね。
ディスクの入れ替えはできませんがマルチディスクには対応しているので、
RPGやADV用としてならもってこいのエミュレーターです。


●BrMSX v2.6 → 公式サイト & 日本語サポートサイト (MSX, MSX2, MSX2+)

ブラジル製のエミュレーターですが、最近更新が止まっています。
動作が軽いので、マシンパワーに自身の無い人はコレがおすすめです。
現在ではGUIが付いているのが当たり前なので、
コマンドラインが必要なこのエミュは使いにくいかなとも思いますが
ランチャーも開発されているようなので問題ないでしょう。
PSGの再現度は現存エミュ中ナンバー1らしいです。


●fMSX−DOS v1.6b2.a → 公式サイト & 日本語サポートサイト (MSX, MSX2, MSX2+)

動作も軽いし音も良いんですが、GUIじゃないのでコマンドラインが不便かな。
ゲームごとにバッチファイルとコンフィグファイルを用意すると便利でしょう。
おそらく現存エミュで最も軽く動くエミュなんじゃないでしょうか。
推奨環境は驚くなかれ。なんとペンティアム66MHzです。軽すぎ。
それでこの再現性とは、さすが現在出回っているほとんどのエミュの元祖だけあります。
ジョイスティックも1ポートだけですが対応しているので、
シューティングやアクションも大丈夫。
RuMSXやparaMSXが重くて動かない場合はこのエミュでも問題ないですね。
最近バージョンチェンジが止まっているのが気になります。


●fMSX for Windows v1.5w0.2 → 公式サイト & 日本語サポートサイト (MSX, MSX2, MSX2+)

Windows用に移植したものらしいですが、良く知りません。

窓表示するには「WinG」が必要なので、マイクロソフトからゲットしてきましょう。

GUIも搭載しているし確かに動きも軽いんですが、音がなんとも・・・。

MSXのゲームってやっぱり音が重要ですからね。


●fMSX for Unix

その名の通りUnix上で動くMSXエミュレータですが、

なんかファイルが足りないとか言われて実行ファイルを作成できません。

使い方(というか実行ファイルの作り方)を知っている人、情報ください。